[チエモクの取り組み]森を守るための選択~ハンノキ活用という挑戦
チエモクでは、すべての製品に北海道産の木材を使用しています。
なかでも「もりのともだち」「森と暮らすうつわcoberu[コベル]」「嘉の輪」シリーズは、北海道・下川町の森から届くハンノキという木材で作ることに取り組んでいます。
一般的に人気のある広葉樹は、成長に100年以上かかるものが多く、一度伐採すると、森が元の状態に戻るまで数百年を要するといわれています。そのため北海道でも資源の減少が進んでおり、環境への負荷も大きな課題です。
そこで私たちが選んだのが、成長の早い「早生材(わせざい)」の活用です。シラカバやハンノキは「パイオニアツリー」と呼ばれ、厳しい環境でもたくましく育ち、伐採後も50〜60年ほどで再び大木へと成長します。
特に私たちが使うのは、下川町の人工林から副産物として採れるハンノキ。
貴重な天然林の資源を使わずとも、人の手で育て循環利用できる、持続可能な素材です。
しかし、特にハンノキはこれまで木材としての人気が低く、十分に活用されてきませんでした。多くはパルプや土に還されてしまっていたのです。ところが実際に使ってみると、桜のような赤みのある美しい木目を持ち、やさしい風合いが魅力的な素材であることが分かりました。
課題は、安定供給の体制づくりでした。需要が少なかったため、製材や乾燥、在庫管理まで担う事業者がいなかったのです。そこで地域のNPOや加工業者と連携し、乾燥材として安定的に供給できる仕組みを構築。
この取り組みは、これまでにない大きな一歩となりました。
森を守りながら、まだ活かされていない資源に価値を見出す――。チエモクのハンノキ活用は、そんな未来につながる挑戦です。